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                      | 第3回元気になる海辺のパワースポット 江ノ浜グランドとその周辺
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                  | 写真・文章・イラスト 大花慶子 | 
                
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                  | 今回は、いすみスタイルドットコム読者のために、特別公開!私ことハナリン宅の近所にあり、散歩コースでもある「江の浜グランドとその周辺」をご紹介します!
 
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                  | 三門駅から「梅屋庄吉別荘跡地」へ 最寄駅はJR外房線三門駅。駅を出てT字路を左に曲がり、国道128号線に出たら信号を渡って直進。 百瀬自動車前から、槇の塀に囲まれた細い道を海に向かって進むと、突き当たりに「梅屋庄吉別荘跡地」という石碑が目に入ります。
 ここは、事業家で革命家だった孫文のパトロンとして知られる梅屋庄吉の別荘跡地なのです(1)。
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                  |  また、ここからすぐ近くには、森鴎外の別荘(2)があります。現在はご子孫が使っているようです。 この周辺は、明治の文人たちが避暑に滞在した場所としても有名で、若山牧水、井伏鱒二、山本有三、林芙美子などの名をあげることができます。
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                  | ところで、この梅屋庄吉ってどんな方だったのでしょうか? …彼は、明治元年(1868年)長崎市に生まれ、米穀商と貿易商を営んでいた梅屋吉五郎の養子として育てられました。一時は米穀相場に失敗して中国へ退転したようですが、写真術を学んで写真館を経営するなど、香港に貿易商として地位を築いたようです。
 そこで孫文に出会い、資金の援助をはじめます。
 その後、日活映画(株)の創業に成功するなど、映画興行で得た多額のお金を革命資金として提供し、辛亥革命(1911年)を成功させました。
 現在の中国を作ったのは梅屋庄吉といっても過言ではないかも。
 孫文への資金援助の総額は、現在の貨幣価値で1〜2兆円に相当するのだそうです。
 そして1921年、ここいすみ市に1万5千坪の土地を購入し、別荘を建てました。この地を愛し、志士達を招き、地域の人々と交流、晩年の大半をこの地で過ごしたようです。
 大隈重信(政治家)、板垣退助(政治家)、大野伴睦(政治家)、永田雅一(大映社長)などの人々と交流があったことが知られています。
 1934年日中関係の悪化の際、外相・広田弘毅に関係改善の談判に赴こうとして、三門駅で急死したそうです。
 …うーん、実はすごい人物がここに住んでいたのですね! 大物にはいい土地がわかると言われますが、彼はこの土地が自分を元気にするパワースポットだと感じて購入し、気を充電していたのかもしれませんね! | 
                
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                  | 海だった江の浜グランド梅屋庄吉別荘跡から北に歩いて3分。一面芝生の江の浜グランドが見えてくると、その手前、それを見下ろす形で小さなお宮が見えてきます(3)。 実はこのお宮から、地元の名酒「木戸泉」の水が汲まれています。  「木戸泉」は明治の創業で、比較的新しい酒蔵ですが、いすみ市では「おいしい地酒」として有名です。 近年では、自然農法のお米を100%使った「自然舞」などの製造に取り組み、身体にいいお酒を提供することでも評価されています。
  木戸泉
 お酒は、ご存知のように「百薬の長」といって、飲み方によっては、身体を癒し、私たちを幸せにする「神様からの贈り物」です。本物の製法で作られたお酒なら、なおさらのこと。そのお酒にとって命でもある水が、こんな海の近くから湧き出ているというのは、不思議ですよね。
 
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                  |  ちなみに、このお宮の前の土地は、以前は海だったそうです。 海に近いため、この周辺の神社のお祭りでは神輿が海に入る「汐ふみ」という儀式が、このグランドで行われています。
 
 遠くに見える池のようなところは、昔は夷隅川だったそうです。今は流れが変わって、ラグーン(干潟)になっていて、いろいろな生き物の宝庫になっています。
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                  | パワーチャージできる江の浜グランドさて、このお宮の前に広がる芝生のグランドが、江の浜グランド(4)です。
 ここが、今回ご紹介したいメインのパワースポットなのです。ここは、私のヨガスポットでもあります。
 このグランドは「日在」と呼ばれる場所にあるのですが、その地名が「いつも日があるから」という意味の通り、遮るものがなく、広々として空が高い!朝日も夕日も楽しめるのです。 ここでヨガをすると、と〜っても気持ちがいい。体も伸びるし、チャクラが開くような感覚がも出て来るし、太陽の光を気持ち良く浴びることができます。そして、なぜかぐんぐん気力が満ちて、元気になります。
 また、ここにいると、潮騒が聞こえてきます。それも気持ちいい。海まで直線距離にすると100メートルくらい。
 
 さて、梅屋庄吉別荘跡地に戻り、ラグーンの間の橋を渡り、防風林に囲まれた細い道を抜けると、ウミガメが産卵に来ることでも知られている「日在浦(5)」がすぐそこです。 | 
                
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					  | 海沿いのサイクリングコースと「ヴィラそとぼう」さて、海に出たら、このまま堤防に沿って北に歩いていきましょう。  この堤防は、海沿いのサイクリングコースになっているんですね。
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					  |  30分ほど歩くと、オーシャンビューの客室とヘルストン人工温泉で人気の「ホテル九十九里ヴィラそとぼう(6)」が見えてきます。 疲れたら、ここで「お茶」して休んでもいいし、日帰り温泉に入ってもいいかも!
 
 立寄料金は500円。立寄営業時間は10:30〜15:30 (毎週木曜定休)です。
 
 
  九十九里ヴィラそとぼう | 
                
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				| いすみ市は海あり、山あり、川ありと自然に恵まれ、どこに行っても癒されます。でも、こんな風に自分のお気に入りのスポットを見つければ、何でもない普通のところでも、立派な「パワースポット」。
 
 みなさんもこんな穴場があったらぜひ教えてくださいね!
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