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まきべ〜のおでかけ日記
いすみライフマーケット
NPO法人 いすみライフスタイル研究所
 

自分生活@いすみ

第17回
どらちゃんのゆるゆるマクロビ、昔ながらの暮らし堪能ライフ

文・写真:鶴渕修子 イラスト提供:せきねゆき
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イラストレーター せきねゆき さん

どらちゃんことイラストレ―ターのせきねゆきさんは、埼玉県川越市出身。
おばあさんが農家で田植えや稲刈りを手伝っていたそうです。

「農」がそばにある昔ながらの暮らしに惹かれるというどらちゃんのいすみ暮らしのお話を伺いにお宅へ遊びに行ってきました。

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<食>あるものを活かして暮らす

どらちゃん川越でイラストの仕事をしたり喫茶店で働きながら暮らしていたどらちゃん。
農を取り入れた暮らしをしたいとぼんやりと思っていたところ、インターネットでたまたま見つけたのがここいすみ市にある「ブラウンズフィールド」のスタッフ募集でした。

面接&体験に行き、そのまま採用という流れに。その流れに乗っていすみ市に拠点を移したどらちゃんは、ブラウンズフィールドのまかないスタッフとして、新しい生活をスタートさせます。

ブラウンズフィールドは、昔ながらの知恵をヒントに、マクロビオティックを基本とした持続可能な暮らしを提案しているカフェ、宿泊施設を兼ね備えた場所です。

スタッフは皆で共同生活をしながら暮らします。その調理スタイルを聞いて驚いたのは、“その日にあるものでまかないを作る”ということ。

普通なら捨ててしまいそうな野菜のしっぽや根、葉っぱなども使い、なんと食事前1時間で3〜4品×10人前後分を完成させるそうです!

宿泊客がいらっしゃる時は他のスタッフにも協力してもらいつつ7〜8品×20人前後分を作っていたというからさらに驚きです。食材を切りながらメニューを考えることが日常だったそうです。発想力と頭の回転が鍛えられそうですね!

「これ作りたいからあれ買おうではなく、これあるからこれつくろう」が今でも台所に立つときに役立っているんだそうです。

「ブラウンズフィールドスタッフになってよかったことは?」と質問してみると、「いろいろあるけど、たとえば、火と仲良くなれたことかな〜」。
ブラウンズフィールドではごはんをかまどで炊きます。私も一度拝見したことがありますが、火の加減を見ながらかまど番をしている様子が、炊けるのが待ち遠しくなるような、何ともいえず素朴で素敵な光景でした。

旬のものを活かして料理をする日々の中で、農の端境期(はざかいき。春先のあまり野菜が採れない時期)にはどうしても野菜が不足しがち。
そんな春の時期には敷地内に生えている野草を摘んで料理していたそうです。カラスノエンドウ、ノビル、ヨモギ、三つ葉、ふきのとうなど食べられる野草がたくさんあることに気付いたんだそうです。

まさに季節の恵みを存分に取り入れた生活。体に自然なサイクルで働きかけてくれそうですね。できるだけその土地のものを活かして体に取り入れる。とても自然で美しいことのように感じました。

どらちゃん
庭の小さな家庭菜園で野菜も育てて暮らしに役立てています。
 自家製梅干し
自家製梅干し
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発酵のおもしろさに目覚めて

どらちゃん手作り酵素ジュースブラウンズフィールドで酵素ジュースを作った時、ある朝酵素ジュースの蓋(古布を巻いたもの)が飛んで床に落ちていたのを見たそうです。
発酵が進んでガスがたまったためですが、その時、「目には見えないけど確実にそこには何かがいて何かしているんだな」と思ってそれがとても印象的な出来事だったそうです。

納豆を作っていてもその日によって出来具合が違う。その不思議といったら。
体に良い働きをしてくれる、そんな「発酵」を暮らしの中に取り入れたいと思い、旬の素材を使った酵素ジュースを育てたりしています。

他にもどらちゃんがこの家に来た時から育てているぬか床を見せてくれました。「それ入れるの〜?」っていう野菜も。「きぬさやとかさやえんどうとか、豆類は意外にいけるよ〜」と何でも試してみるどらちゃんの姿勢がなんだか頼もしく見えました。
暮らしを楽しんでいる感じが伝わってきますね。

どらちゃんの手作り酵素ジュース
左:手づくり酵素ジュース(左から青梅・春の野草)
右:「発酵」をテーマに描いた絵。どらちゃんの独特の世界観が表現されています。
 発酵イラスト

ぬか床
ぬか床。気温が高い夏は冷蔵庫に入れるそう。
 どらちゃん
ぬか漬け好きとして雑誌に掲載されたどらちゃん。(月刊クーヨン増刊『いいね』(クレヨンハウス))

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<家>昔からのご縁がその時繋がって

どらちゃん宅前の風景(写真)ご自宅の窓からの眺め。目の前に田んぼが広がるのどかな場所に暮らしています。

どらちゃんは、昔ご縁があったご夫婦と偶然いすみで再会します。
1年間暮らしたブラウンズフィールドを卒業間近だった時、その方々が知人の家を紹介してくれました。

そんなご縁が紡ぎ出した流れに身を任せたどらちゃんが暮らすお宅は、昭和の風情を感じる趣ある落ち着いた雰囲気のお家です。

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<描く>日々の暮らしが仕事にもインスピレーションを与える

ゆるゆるマクロビ生活イラストレーターとして活躍するどらちゃん、絵本の制作や児童書の挿絵、いラ研のチーズマップのイラストなど活動は多岐に渡ります。

中でも最近出版したばかりの『ゆるゆるマクロビ生活---かんたん玄米菜食コミックエッセイ』(KADOKAWA/メディアファクトリー)では自身の暮らしをコミックエッセイという形で楽しく描きながら、誰でもつくれる簡単なマクロビレシピがたくさん出てきます!
私もまっさきに読んでみましたが、読みやすく、楽しい&役立つ一冊でおすすめです。

「ここでの暮らしを始めて、絵を気持ちよく描けるようになった」

物心ついたときから絵を描いていたというどらちゃん。
“暮らしの中で体感したことを描いているのかな“というその絵は見る人にその場所の雰囲気や匂いや感情を感じさせる広がりのある絵だと私は感じます。
その一部をここで紹介します。

梅仕事  畑の恵み
稲刈り  左上:梅仕事。梅干、梅ジャム、梅酵素ジュースなどをつくります。
 
上:畑の恵み。ご近所さんからいただいたり、家の畑で収穫したり。
 
左:稲刈り。友人の田んぼを手伝っています。無農薬天日干し。

色合いや筆のタッチなど、絵を見ていると絵の中を飛び出してその場所の自然の豊かさを同時に感じている自分に気づきます。見れば見るほど素敵だな〜。どらちゃんは絵に余白を残すことが多いそうです。

どらちゃんのアトリエ
(写真)誰でも、子どもでも、手の届く道具で描いていたい。画材は水彩絵具が主。昔懐かしいクーピー色鉛筆なども。

その理由を聞いてみると、「見る人に色々なことを想像してほしいからかな〜」というこたえが返ってきました。いすみに来て自分の絵を評価してくれる人が増えたそうです。喜ばしいことですね!

きっとさらに絵に磨きがかかってそして、その絵からあふれる豊かさに共感してくれる人が周りにいてくれる、それって幸せなことだな〜と感じ嬉しくなりました。

最後にどらちゃんのこれからを聞いてみました。

「人生すべては思い通りにはならないけれど、こういう暮らしの中で生きていきたい。そういうものを日々感じながら、もっとこうしていきたいを積み上げていきたい。よりよいところを求めて行動していけば、辿り着きそうな気がする。自分が思っているだけではできないと思うからまわりの人を大切に日々過ごしていきたい」

日々のひとつひとつの選択をより心地よいものを選んでいく。そんなどらちゃんの丁寧な暮らしぶりを感じることができました。今後ますますのご活躍をお祈りしています。

●ホームページ(せきねゆきのえ)→★(こちらをクリック) 

●ブログ(せきねゆきのゆるゆるマクロビ生活)→★(こちらをクリック) 

イラストのお仕事のご相談もお気軽にどうぞ☆(HP内に連絡先あり)

 どらちゃん(せきねゆきさん)プロフィール

イラストレーター。埼玉県川越市出身。『晩夏』で第9回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。2012年4月から2013年3月、千葉県いすみ市のブラウンズフィールドにてまかないを担当。その後、同市に移住。 ☆どらちゃん作成「チーズマップinいすみ」→★(こちらをクリック)

近日「パンマップinいすみ」公開予定!

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