オーナーの手作りパンが自慢

車で128号線を走っていくと、目に止まるサーフボード型の手作りの看板。
このカフェは、知る人ぞ知るオススメスポットなんだそうです！

「どこが魅力？」ってカメラマンのケイキチ君に聞いたら「行けばわかるよー。」と言われちゃった。
聞けばケイキチ君、介護士だった時に担当のおばあちゃんがお気に入りでよく来ていたらしい。
よし。今日は、その魅力を探って来ますねー。

店内に入ると、大きな窓がある吹き抜けになっているフロア。まるでここはハワイ？！と思う南国ムード。

スタバなどと同じカフェスタイルで、カフェマシンを使った本格的なドリンクが頂けます。
種類もたくさんあって迷ってしまうよ〜。
でも、決して高くはない。
悩んだ末に、アイスカフェモカを注文。

食べ物は、オーナーが毎朝焼くというパンを中心に、ケーキ、サンドウィッチなどが並んでいます。
野菜サンドやミルクが豆乳に代えられるカフェラテなどもあって、ベジタリアンの方にも嬉しい！
テイクアウトもＯＫ！

sasaは、こんなのを頼んでみました。 写真上：抹茶ロールケーキ（380円）、クルミ・レーズンパン（190円）、麦芽パン野菜サンド（210円） 写真右上：アイスカフェモカ（400円）

居心地のよさはオーナーの笑顔にあり

このお店のオーナーは山本俊輔さん。
山本さんは、３年前にいすみ市に移住してきて間もなく、この「CAFE 5 OCEAN」をOPENしました。
この場所を選んだのは大好きなサーフィンができるから！
「CAFE 5 OCEAN」という名前は、数字の「５」が山本さんのラッキーナンバーだからなんだそうです。

店内には亀吉の米Ｔシャツ、抱（HUG）さんの焙煎珈琲、タグとワラのポップコーンなどなど、こだわりの人気商品が並んでいます。
他にもGAPの子ども服や九十九里沖海水100%の塩など、「ここでも買えちゃうんだ〜♪」と嬉しくなってしまうものばかり。
でも、これには特に深いこだわりはなくて、仲良くなった方の商品を置いているだけなのだそうです。

私たちの質問にも気持ちの良い明るい大きな声で話され、終始笑顔の山本さんからは、この地域を愛し、人と人との繋がりをとても大切にしている様子が伺えました。

地域に根ざしたオープンギャラリー

		ギャラリーとしても使われているフロアに常設展示されているのが、サーフボード型の看板を制作した西本修さんの作品。 西本さんはいすみライフのキャラクター「いすみんとそとぼう」の生みの親。展示だけでなく西本さんの絵本やマグカップの購入もできます。 取材に行った日（2010年9月1日）には、「そとぼう新聞」で活動中の岬町出身の写真家、関田裕明さんの写真の展示のほか、勝浦在住の書家、大野幹雄さんの書、駒屋次郎さんの「切り絵展」も開催されていました。
		そしてカフェの真ん中にあるのが、こちらのグランドピアノ！！ なんと！ここで「ピアノの発表会」ができるんだそうです！ ５０人くらいまでならＯＫだとか！ ホールを貸切りの発表会もいいけど、ここでのあたたかみある発表会って、素敵だなーと思いました。 発表する子どもたちだって、緊張しないで発表を楽しめますよね！

山本さんの話では、展示も発表会も使用料は頂いていないそうです。
「地域の人々の交流の場として使ってくれれば、それが嬉しい」ということでした。

取材している間、私たちの他にも何組かお客さんが入っていましたが、山本さんは本当に誰に対しても気持ちのいい対応をされていました。
客層は若〜い方から、年配の方まで様々ですが、共通しているのは誰もがくつろいでいること！
とにかく居心地がいいのです。
お友達と会って話すのにもいいし、おいしい珈琲を飲みながら１人ボーっとするのもいい。

取材が終わる頃、ケイキチ君に「行けばわかるよー。」と言われた意味が、ようやくわかりました。

気さくな店長さんが生み出す居心地のいい空間を、ぜひ楽しんでみてください。

※「CAFE 5 OCEAN」は2011年2月28日移転のため閉店しました。開店情報はわかり次第掲載します。