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いなかからのお便り -いラ研ブログ-
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いなかからのお便り -いラ研ブログ-

2022年1月28日、「第2回 持続可能な地域づくりについての意見交換会」行いました

1月28日(金)、「第2回 持続可能な地域づくりについての意見交換会」行いました。

今回は、ライフスタイル編ということで、地域の里山での食と農の体験を提供する「たんぼのがっこ」の吉田滋子さん、自然農と6次産業化を進める「つるかめ農園」の鶴渕真一さん、商店街の空き店舗を夫婦でリノベーションし「ブーメランバッグ」運動をしている裁縫工房「マチノイト」の松永さやかさんの3名に来ていただきました。

それぞれの活動の現場の中から、地域の魅力と可能性についてご意見をいただきました。

吉田さん:
・空が開けていて、一年中地面と触れて遊べ、「暮らしている」ということを感じることのできるいい地域だと思う。
・一方でシャッター街ができるなど、寂しくなっていることも事実。子供があふれるところであって欲しいと思う。
・子育て中の親にとっては、都会で子育てはしんどい、子供をのびのびさせたいという感覚はあると思う。また、足元に食べ物(食料生産の場)があることの安心さや都会に近い田舎ということは、コロナや社会的な環境の変化の中で、この地域の魅力発信として効果が出ていると思う。
・生きていくうえで必要なインフラを自給できれば生きていけるのか、という感心も高まっていると思う。
・地域の生物多様性は劣化してきているように思う。
・「たんぼのがっこう」を最近法人化したので、より活動を充実させていきたい。

鶴渕さん:
・この地域にはいろんな方向性を持ったいろいろな人がいることが魅力。
・地域のコミュニティでのつながりから先の混じり合いの部分や新しい人達との交流があったらうれしい。
・コロナ禍で生活の足元、現実的なものに目が向くようになってきていると思う。出歩かなくなって、逆に既存の地域でのつながりが濃くなったと思う。
・地域で農業の担い手、生産者が減ってきているように思う。農業はほとんどが行政の仕事だと思うが、自分としてはCSA(コミュニティ・サポート・アグリカルチャー)型の農業を進めていきたいと思う。都会の人達とのつながりを強くして、出口(売り先)のしっかりした農業をしたい。

松永さん:
・都市部よりもこちらで暮らす人達のは肌艶が良いのが印象的で、人生の経験を惜しみなくくれる人が多いのが面白い。
・車がないと生活できないのが不便。
・最近、市役所のバックアップが手厚く、オーガニックブームもあって、いすみ市が注目され、移住者も多いことは良いことだと思う。
・縫製工房をやっていると地元の人たちがが不要になった和服や裁縫道具などを持ってきてくれて、それを利活用しながら新しい服を作ったり、ワークショップをしたりするのが楽しい。
・「ブーメランバッグ」のように、自分はファッションの面から地域を楽しくすることをやりたい。

それぞれが自分の得意分野を活かした活動のフィールドをお持ちのお三方のように、ひとりひとりができることを等身大でやっていくことの大切さを教えていただきました。

(えざき)

※この意見交換会は2021年度地球環境基金助成金の助成を受けて実施しました。
※このブログの記事は2021年度地球環境基金助成金の助成を受けて作成しました。

※いラ研は、環境保全活動と地域資源の循環促進など、SDGsを視野に入れたまちづくりに取り組んでいます。

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