ナギサ1月の展示のご案内です。
今回は、1月、新年にちなんで紅白の作品が並べられています。
紅の作品は版画「ひらく」。とても大きな版画です。
白の作品は油絵「瞑想 白」。白色を基調にしながらも、単調でなく、力強くも繊細な作品です。
左上:コラージュ、1989年(86歳)
右下:「日はめぐる」オイルパステル、1996年(93歳)
左:「ひらく」版画、1980年代(77歳)
右:「瞑想 白」油絵、80号、1989年(86歳)
練馬区立美術館・追悼展出品
茨城県立近代美術館・中村ツネ賞記念展出品
左上:「白い空間に黒い長方形」油絵、20号、1988年(85歳)
真中上:「静物」水彩、1921年(18歳)
「美術学校2年位の時に、後期印象派の人なんかにすごくひかれた。もう向こうのものと同じに画かないでしょう。すぐそこに主観的なおもしろい形を自分でつくりあげていった。その影響を早くから受けたからネ。」
真中下:紙パレット、1991年(88歳)、常設展示
右:「風景」水彩、1940年頃(41歳)
「ネコ」油絵、4号、1994年(91歳)
それから、玄関のところに展示されている絵付陶器も、展示品が変わっています。この絵付陶器は、美術館には置いてない、ここでしか見られない貴重なものです。
絵付陶器 87-91歳
茨城県中村孝夫陶房に出かけ、制作された陶器に描く。
「なかなか、うまくいったよ。絵付の生活がうまくなった。しかもいい景色でいい空気だったから悠然と生活して大変結構でした。」
80歳を過ぎてからも、ますます活き活きとした作品を描き続けられ、息をするように自然体で絵を描かれた大沢先生の作品を、間近にご覧になりたい方は、ぜひお越しください。
※過去の展示のご紹介はこちら→★
◆大沢先生のオリジナル版画をまとめたパンフレット好評です。
このパンフレットに掲載されている作品は、練馬区立美術館にコレクションされており、現在もお買い求めいただくことができるものです。興味のある方は、大沢昌助絵画資料室ナギサ/ギャラリーアルカディア(0470-87-9379)までお問い合わせください。
又、資料室を見学にいらした方には版画集をさしあげます。
大沢先生の絵は、資生堂やキヤノン、SANYO(三陽商会)などの企業からもコレクションされています。東京の画廊の方もよくいらっしゃるそうで、美術好きの方、絵の勉強をされたい方はぜひ足を運んでみてください。
また、大沢先生がいすみの海を描いた「海景」という題の版画の絵葉書ができました。
いラ研でも100 円で販売しておりますので、 いすみのおみやげや記念にお買い求めいただいたり、
飾っていただければと思います。
大沢先生が描いたいすみの風景画の絵葉書、この他にも作るそうですので、お楽しみに。
(webま)
■「大沢昌助絵画資料室 ナギサ」概要
日本の洋画界を代表する大沢昌助先生(1903-1997)の作品を中心に、
他の作家さんの陶芸作品などを展示しています。
美術の専門家だけでなく、次の時代を担う子供たちや若者たちにも、
ぜひ心の目で作品に触れて欲しいと願い建てられた、小さな六角形の資料室です。
作品:学生時代より93 歳まで収蔵。毎月展示替。
常設:油絵(美術館レベルの大作含む)、水彩、デッサン、版画、コラージュ、
絵付け陶器作品を20 点以上常設展示。
公開:12:00-17:00、水曜・休、要・予約。
料金:大人500 円、学生無料。
大沢昌助絵画資料室ナギサ/ギャラリーアルカディア
Tel&Fax 0470-87-9379
http://galleryarcadia.jp/
投稿日時 : 00:52
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